瓦屋根も油断は禁物です
古くからの日本家屋などで見られる瓦屋根。瓦の強みは、なんといってもその頑丈さです。経年劣化に非常に強い上にメンテナンスフリーですので、雨漏りの主な原因である屋根材の劣化の心配がほぼありません。しかし、そんな瓦屋根も良いことばかりではありません。
まず、瓦は頑丈ではありますが、力の掛かり方によっては簡単に割れてしまう事があります。そのため、瓦が割れた事による雨漏りも発生しています。
また、瓦そのものは頑丈ですが、その接着や目地の充填に使用される漆喰は決して頑丈ではありません。風雨や直射日光を受ければ劣化していき、やがてヒビ割れや崩れが発生することで、そこから雨漏りが発生してしまうのです。このような場合、傷んだ漆喰を取り除いて新たに充填したり、一から施工し直すこともあるのです。
それ以外にも、瓦屋根は耐震性に劣ったり、カバー工法に不向きという欠点もあります。一見して簡単には雨漏りしないように見える瓦屋根ですが、過信してはいけません。どのような屋根であったとしても、雨漏りの気配を感じましたらすぐに雨漏り修理をご依頼ください。